《海棠ケンジ》

　海棠（かいどう）家の双子の内の兄。すずかけ高校水泳部では、バタフライを得意とする優秀スイマー。鍛えられた無駄のない筋肉によって形作られた理想的なプロポーションを誇る。どちらかというと恥ずかしがり屋で、すぐに赤面してしまう。その属性が同じ高校の同級生女子のみならず、他校の生徒の母性をもくすぐり、彼女たちの胸を熱くさせている。

　壁一つ隔てた隣の部屋で暮らす妹マユミの着替えを偶然見てしまってから、その実の妹への熱い想いを抱き始めている。

　そんな彼も、女子のショーツや巨乳グラドルの写真に興味を示したりする典型的な男子高校生。

《海棠マユミ》

　海棠家の双子の内の妹。兄ケンジとは別の楓が丘高等学校水泳部でマネージャを務めている。愛らしい顔つきの割に、兄に対して思いがけなく大胆なことを言ったりしたりする。甘え上手で涙もろい面も。

　恋愛に関しては奥手で、友人たちのエッチトークにはなかなかついていけないタイプ。

　兄ケンジが女子高校生に人気なのを恥ずかしく思いながらも、少し誇らしくも感じている。友人たちがケンジを彼氏にしたい、ケンジに抱かれたいなどと口にするのを聞くうちに、隣の部屋のその実の兄を図らずも意識し始めてしまう。

　高校生になって女らしく艶っぽいカラダに成長。中でもバストが立派で、彼女を知るオトコ共がそれを密かに狙っているという噂が絶えない。