もっこ
修平「おい、ケンタ」
健太郎「何だ? 修平」
修平「俺たち、一体なにやらされてんだ?」
健太郎「もっこの説明だとさ」
修平「もっこ、ってこの担いでるヤツ?」
健太郎「そ。こうやって何かを運ぶ道具なんだってさ」
修平「何も入ってねえじゃん。めっちゃ軽いんだけど」
健太郎「もっこそのものの説明だからいいんだよ。これで」
修平「でもよ、なんで俺たち全裸なんだ? この構図、まるで青木繁の『海の幸』みてえじゃねえか」
健太郎「だから、もっこがどんなものかを説明するだけでいいからだろ」
修平「何という手抜き……」
《information》青木繁
青木 繁(あおき しげる、1882年(明治15年)7月13日 - 1911年(明治44年)3月25日)は日本の明治期の洋画家である。
明治期日本絵画のロマン主義的傾向を代表する画家であり、代表作『海の幸』は明治期洋画の記念碑的作品と評されている。若くして日本美術史上に残る有名作を次々と描き上げた一方で、世間的な成功には恵まれず、放蕩生活の末、満28歳の若さで没した。その生涯については虚実取り混ぜたエピソードが多く、半ば伝説化している。短命だったこともあって残された作品の数は決して多くはなく、代表作『海の幸』を含め未完成の作品が少なくない。
★出典:ウィキペディア