Twin's Story 外伝 "Hot Chocolate Time" 第2集
第1話 拘束タイム
昨年12月に結婚したての修平(25)と夏輝(25)は、小さな一軒家を借りて、夏輝の母親陽子とともに暮らしていた。警察官になった夏輝は、現在二丁目の交番に勤務、修平は大学で教職の免許を取得し、現在地元の公立中学校の保健体育科の教師を務めていた。
8月のある日。
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽん!
ドアチャイムがけたたましく鳴らされ、キッチンに立っていた夏輝は眉をひそめた。「何なの? また訪問販売?」
夏輝は濡れた手をタオルで拭いて、スリッパをぱたぱた言わせて玄関に向かった。「まったく、やかましい鳴らし方しやがって……。速攻追い払ってやるっ!」
夏輝はドアの前で一度気合いを入れ直し、大きく息を吸ってノブに手を掛けた。
ガチャ。夏輝がドアを開けたとたん、修平が大きな荷物をそこに放り出して、彼女に抱きついてきた。「夏輝夏輝夏輝夏輝っ!」そして無精髭がちくちく伸びた顔を、夏輝の首筋に擦りつけ始めた。
「しゅっ、修平!」
「夏輝夏輝夏輝夏輝っ! 好きだ! 愛してるっ!」
修平は夏輝の身体中の匂いをくんくん嗅ぎながら、そこにひざまづき、太股にしがみついて、エプロン越しに頬ずりし始めた。「夏輝っ! 会いたかったっ!」
「ちょ、ちょっとちょっと、修平、玄関先で恥ずかしいでしょ。とにかく中に入りなよ、まったく……」
修平は夏輝の身体にずっとしがみついたまま、引きずられるようにしてリビングに入った。彼女は修平の荷物を床に置いて、ようやくその夫の身体を引き離した。「何なのよ、いきなりびっくりするじゃない」
「俺、もう、が、我慢できねえ!」
飛びかかってきた修平をよけて、夏輝は彼の腕を掴み、捻り上げた。
「いて、いててててて……」
「とにかく落ち着くのっ!」
修平はソファに座らされた。夏輝は前に立って腰に手を当て、顔を上気させて荒い息づかいの修平を見下ろした。修平は顔を上げ、子犬のようなまなざしでその新妻を見上げた。「夏輝……」
「まったく、どうしたってのよ」
「俺、溜まってんだよっ!」修平は座ったまま、落ち着かないようにソファの上で何度も跳ねた。
「たった三日家を空けただけで?」
「お、おまえを二晩抱けないってのは、俺にとっては拷問だ」
――修平は中学校保健体育科教師の実技研修に参加するために、二泊三日の日程で県の教育センターに出かけていたのだった。
「しっ、しかも、二日目の実習なんか、マウスツーマウスの人工呼吸のやり方でよ、俺、思わず人形に舌差し込んでフレンチキスしちまったんだ」
「な、なに恥ずかしいコトやってんのよっ!」夏輝は赤面した。
「こっ、ここに座れよ、夏輝っ!」修平はソファの座面をばんばんと叩いた。
「あたしが今、あんたの隣に座ったら、絶対押し倒されるね」
「だ、だめか?」
「当たり前でしょっ。まずは風呂、それから食事。わかった?」
「わかった!」修平はひどく嬉しそうな顔で立ち上がり、その場で服を脱ぎ始めた。「早く入ろうぜ、夏輝、早くっ!」
「ばか! 一人で入るの。あたしがごはん作ってるってことぐらい、この格好見ればわかるでしょっ!」
「えーっ!」修平はひどく残念そうな顔をした。
「もうあたしはシャワー済ませた。それに今あんたと一緒に入ったりしたら、絶対レイプされるから遠慮しとく」
「しねえよ。しねえから、もう一回入んねえか? 俺、絶対おとなしくしてっから」
「嘘つけ!」夏輝は修平の耳を引っ張った。「あんたの好きなコロッケ揚げてやっから、とっとと入ってきな」そして彼女はすでに全裸になっていた修平の背中を押してバスルームにたたき込んだ。
「どうしたんだ? 夏輝」奥の部屋から、母親の陽子がやってきた。「修平、帰ってきたみたいだね」
「もう、聞いてよお母ちゃん」
夏輝と陽子はキッチンに並んで立って話し始めた。
「修平、えらく溜まってるみたいでさ」
「若いね」陽子はにこにこ笑いながら言った。「付き合ってやりな。三日ぶりだろ? あんたもそろそろ限界だったんじゃないの?」
夏輝は少し赤面して言った。「実はそう」
――さて、この修平と夏輝の夫婦、つき合い始めたのは二人が同じ高校に通っていた17歳、三年生の時。最後のインターハイに向けて剣道の練習に励んでいた修平の姿に胸を熱くした夏輝の方から告白した。初めはデートさえもままならないぎこちなさが残る二人だったが、どちらも同じように跳ねっ返りで短気でがさつな性格なのが幸いして、友人一同からはこれ以上に似合いのカップルはいない、と言わしめるほどの関係になっていった。
数分とたたないうちに修平はバスルームから出てきた。
「早っ!」陽子が振り向いて言った。
「こらっ! しっかり洗ったのか? 隅々まで」夏輝が言った。
「洗ったよ。ちゃんと」
「しっかり洗ってなかったら、抱かせてやんないからね」夏輝はボクサーショーツ一枚の修平の身体の匂いをくんくんと嗅いだ。ちゃんと石けんの匂いがしていた。髪もいつものシャンプーの香りがしていた。
「あんた、どうすればこんなにダッシュで風呂に入れるわけ?」
「メシ、早く食っちまおうぜ、夏輝っ!」
食事の時も修平はずっとそわそわしていた。そればかりか、食べながら少しずつ夏輝の方に椅子を近づけながらにじり寄っていき、しまいには彼女にぴったり身体を寄せて、ビールの最後の一口を飲み干した。
「修平、あんたの考えてること、手に取るようにわかるね」向かいに座った陽子が、箸でたくあんを一切れつまんで言った。
テーブルにコップを置いた修平は、夏輝の肩を抱き、顔を至近距離まで近づけてにっと笑いながら言った。「俺が食器片付けっから、おまえ寝室で待ってろ」
「なんで? 疲れてるんでしょ? いいよ、気い遣わなくても」
「いや、おまえが片付けてんの、俺、絶対邪魔するような気がすんだ」
「は? 邪魔する?」
「俺、ムラムラしちまって、きっと後ろから襲いかかっちまう」
「あははは、可能性はあるね」陽子は噴き出した。
「だから、俺に任せろ」修平は夏輝の顎を掴んで自分の顔に向け、まだご飯が中に残っている夏輝の口を自分の口で塞いだ。
「まったく、人目を憚るなんてこと、できないのか、修平は」陽子が呆れて言った。
◆
「夏輝夏輝夏輝夏輝っ!」修平は叫びながら夏輝をベッドに押し倒した。そして荒々しい手つきで夏輝のスウェットをはぎ取っていった。
下着だけの姿にさせられたところで、夏輝はおもむろに身体を起こした。そして、「夏輝ーっ!」と叫びながら助走をつけて飛び込んできた修平の身体を避けてベッドから降りた。
ぼふっ! 修平がベッドの布団に一人で埋まり込んだ。
「夏輝?」修平はうつ伏せになったまま、顔を横に立った夏輝に向け、泣きそうな顔で言った。「お、俺に抱かれんの、いやなのか?」
「ううん。そうじゃなくてさ」夏輝はにこにこ笑いながら言った。そしてベッドの端にゆっくり腰をおろして修平を見下ろした。「修平、そんなに溜まってんのなら、今夜何回ぐらいイける?」
「5回は堅い」修平は即答した。
「そんなに?」夏輝は呆れた。
「だ、だめか? 夏輝」
「わかった。じゃあさ、今日はあたしの言うとおりにしてくれない? 修平」
「おまえの?」
「そ」
夏輝はドレッサーの前の椅子を運んできて、ベッド脇に置いた。「座って、修平」
「え?」
「いいから」
修平はボクサーショーツ姿でその椅子にこわごわ腰かけた。
「な、何する気なんだよ。夏輝」
「おお! 相変わらずすごいね、修平。もうこんなに漏らしちゃって……」
修平のパンツの前の部分にはぬるぬるのシミが広範囲に広がっていた。
夏輝は椅子の背後に回って、修平の腕を取り、交差させて椅子と一緒に持って来たロープで背もたれに縛り付けた。
「え? え?」修平は首を右左に回してうろたえた。
「どう?」夏輝は正面に立って修平を見下ろした。
「な、何だよ、これ……」
「あんた、いつもあたしをねじ伏せてセックスするじゃん。たまにはこっちからも攻めたいよ」
「せ、攻めるって……夏輝……」
夏輝は修平のパンツを引きずり下ろして全裸にした。「あ……」修平のペニスの先端からとろとろと透明な液が溢れ始めた。
「ふふ、修平ったら、こういうシチュエーションも感じるみたいじゃん」
「お、俺、何だか……」
「どんどん出てるよ。興奮してるんだ、修平」
「な、夏輝、お、俺、も、もう出そうだ……」
「いつでも好きな時に出していいからね、修平」
夏輝はそう言って修平の目の前に立って自分も下着を全て取り去り全裸になった。
「う! ううっ!」修平は苦しそうに顔を赤くして呻いた。
夏輝は修平の前にひざまづいて、そっと彼のペニスを両手で包み込んだ。
「んああああっ! 夏輝っ! 出、出る! 出るっ!」いきなり修平は叫び、身体を硬直させた。びゅるるっ! 修平の身体の奥から吹き上がった熱い液が、激しい勢いで何度も夏輝の顔に噴射された。びゅびゅっ! びゅくっ! ……。
「修平ー、あたしまだ何にもしてないんだけど……」
「夏輝ー……」修平は泣きそうな顔で言った。「ごめん、俺、我慢できなかった……」
「しょうがないねー」夏輝は数枚のティッシュを重ねて顔を拭きながら笑顔で言った。「でも、修平にかけられるの、あたし大好きだよ」
「そ、そうなのか?」
「うん。あ、今ロープほどいてやるから」
夏輝は椅子に縛り付けられていた修平の手を解放した。「ごめん、手、痛かったでしょ?」
「平気だ。それどころか、俺、かえって燃えた」
「そうなの?」
「ああ。こういうの、悪くない」修平は笑った。「ちょっと落ち着いたところで、もう一回風呂に入んねえか? 夏輝。今度は一緒に」
「そうだね。一度ヌいたから、もうレイプされる心配はなさそうだね」
「夏輝夏輝夏輝夏輝っ!」夏輝がシャワーを浴び始めたとたん、修平は後ろから彼女の身体を抱きしめ、乳房を荒々しく揉んだり、太股に頬ずりしたりし始めた。
「こ、こらっ! 修平っ! あんたちっとも落ち着いてないじゃないかっ!」
「し、仕方ないだろ! 俺、おまえの裸見てっと、我慢できなくなるんだよっ!」
修平はそう言いながら夏輝のヒップを鷲づかみにして、バックから自分の持ち物を彼女の中に突っ込んだ。
「ああっ! だ、だめっ! しゅ、修平っ!」夏輝は喘ぎ始めた。修平はそのまま激しく腰を前後に動かし始めた。「んっ、んっ、んっ!」
「修平っ! ああああ!」
「な、夏輝、待たせちまったな、おまえもイけよ、遠慮しねえで」
「イ、イっちゃう! ああ、修平、修平っ!」びくびくびくっ! 夏輝の身体が痙攣し始めた。
「お、俺もっ! で、出るっ! ぐっ!」びくん、びくん! 修平の身体も脈動を始めて、再び、今度は夏輝の中にその熱い想いを激しく噴出させた。
◆
「修平、先に横になって」寝室に戻った夏輝と修平はお互いに下着姿だった。
「夏輝夏輝夏輝っ!」修平はベッド横に立った夏輝に背後から抱きついた。
「こらっ! あんた全然収まんないね。焦らなくたって夜は長いし、明日は休みだ」夏輝は修平を引きはがして、ベッドに投げ飛ばした。
「夏輝っ! 早く、早くやろうぜ、早くっ!」修平はベッドの上で跳ね回った。
「あんたは幼児かっ!」
夏輝はキャビネットにあった袋から黒い金属製の道具を取り出した。
修平の動きが止まった。「な、何だ? それ」
「あんたが落ち着かないから、今から拘束してやるよ」
「こ、拘束?」
夏輝が手に持っているのは手錠だった。「これで手の自由を奪ってやるから」
「ほんとか?」修平は目を輝かせた。「やってくれ! 早くやってくれよ!」
夏輝は噴き出した。「あははは! 拘束プレイにはまっちまったみたいだね。修平」
夏輝はベッドに横になった修平をひっくり返して後ろ手に手錠をかけた。「ああ……」修平は艶っぽいため息をついた。「あんたにこんな素質があったなんてね」夏輝はそう言いながら修平の身体を仰向けにすると、両足首をロープで縛った。「ああ……」また修平がため息をついた。
拘束されたままベッドに転がされた修平は顔を赤くしてベッド脇に立った夏輝を見上げた。「な、夏輝ー」息も荒い。
「どう? 興奮してきた?」
「夏輝-、お、俺にキスしてくれよ。も、もう我慢の限界だ……」
「キスしたらイっちゃうんじゃない? いいか、イっても」
「早くっ! キスっ!」修平は身体を揺って泣きそうな顔で催促した。
夏輝はブラだけを外して、修平の身体にそっと自分の身体を重ねた。そして修平の両頬に手を当てて、静かに唇を彼のそれに重ね合わせた。修平はんっ、と短く呻いて夏輝の唇を吸い、口を開いて彼女の唇を舐め、また吸った。夏輝も大きく口を開いて交差させながら修平の口の中に舌を差し込み、絡み合わせた。修平のボクサーショーツの前の部分は、例によって自身の分泌する液によってぬるぬるになっていた。修平から口を離した夏輝は、足のロープを一度ほどいてショーツを脚から抜き去り、再び彼の足首を拘束した。
「修平ったら、相変わらずだね」夏輝は激しくのたうち回っている修平のペニスを愛しそうに見つめ、そっと両手で包み込んだ。「大丈夫? 修平。我慢しなくてもいいよ」
「い、いや、俺、おまえと一緒にイく。我慢すっから」
「けなげだね、修平」夏輝は笑った。
「そ、そのまま繋がってくれよ、夏輝」
「うん、わかった」
夏輝もショーツを脱ぎ去り、修平の身体に跨がった。そうして彼の硬くいきり立っているペニスを、静かに自分の秘部に導いた。そしてゆっくりと腰を落としていった。修平が夏輝の中に入っていく……。
「あ、ああああ……しゅ、修平……」
「夏輝、夏輝っ!」修平は激しく喘ぎだした。
夏輝は腰を上下に動かし始めた。「んっ、んっ、んんっ!」修平はそのリズムに合わせて手足の自由を奪われた身体を同じように揺すり始めた。
「あ、ああっ、修平、あたし、あたし、イっちゃう! も、もうだめ!」
「お、俺もだ、夏輝、夏輝っ!」
二人の身体の動きが激しさを増した。
「イって! 修平、イって! ああああっ!」夏輝が顎を突き出して叫んだ。
「イ、イくっ! 出るっ! ぐっ!」びゅるるるっ! びゅくっ! びゅくっ!
その日三度目の修平の射精だった。
◆
――明くる朝。
「いったいいつになったら起きてくるんだ、やつらはっ」陽子がダイニングでいらいらしながら言った。「もう8時だってのに……」
陽子は二階に上がっていった。そして修平と夏輝の寝室のドアを開けた。「こらっ! あんたたち、いい加減に起きてこいっ!」
ベッドの上を見た陽子は怪訝な顔をした。「ん? 夏輝がいない……」
修平が布団から上半身を出して大の字で寝ている。よく見ると彼の下半身に掛けられた布団がもぞもぞ動いている。陽子はつかつかと歩み寄り、その布団を引っぺがした。
「なっ!」
全裸の修平のペニスを咥えこんでいる全裸の夏輝が、目だけを陽子に向けた。
「なにやってんだ! 夏輝、朝っぱらから」
夏輝は口を離して言った。「あ、お母ちゃん。おはよう」
「おはようじゃないっ! そんなことやってないで、さっさと降りてこい。朝メシ食ってくんないといつまでたっても片付かないだろ」
「だって、修平の、大きくなってたから、せっかくだからイかせてやろうかと……」
「まったく……。じゃあ、とっととイかせて早く降りてこい。わかったな?」
「うん。わかった」夏輝は再び修平のペニスを咥えて口を上下に動かし始めた。
陽子が部屋を出て行こうとした時、いきなり修平が目を覚まし、上半身を起こした。「夏輝っ!」そして自分のものを咥えている夏輝に気付くと、出し抜けに彼女の身体を抱きかかえて四つんばいにさせた。そして考える暇も与えずに自分のものを夏輝の谷間に突っ込んで激しく腰を前後に動かし始めた。「夏輝夏輝夏輝夏輝っ!」
「ああああ! しゅ、修平、修平っ! あたし、あたしっ!」
「ったく……」陽子はあきれ果てて部屋を出ると、乱暴にドアを閉めた。
背後にドアから漏れる二人の喘ぎ声を聞きながら、陽子は階段をとたとたと下りた。そして一人食卓に向かうと、ごはんに乗せたたくあんをぽりぽりと食べ始めた。
二階の寝室からひときわ大きな声が聞こえた。「夏輝夏輝夏輝夏輝っ! イ、イくっ! イっちまうっ!」「修平っ! あたしもっ! イくっああああーっ!」
2013,8,9 最終改訂脱稿
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《拘束タイム あとがき》
修平は気が短く、落ち着きがなく、衝動的に行動することが多い男です。学生時代には親友健太郎から事ある毎に、その性癖を窘められ、修正させられていました。結婚後もそのパートナー夏輝への愛情表現は極めてストレートで、端から見ていてもその動機が丸わかり、という利点があります。例えば修平には興奮してくると夏輝の名を連呼する癖があったり、性的に我慢させられると、そのつぶらな瞳を潤ませて切ない表情になったりするといった具合です。同居している夏輝の母親陽子もこの娘婿の言動には日々呆れたり笑わされたりしています。
夏輝は低用量ピルを常用しているので、基本的に修平にコンドームをつけさせることはありません。彼女がピルを服用し始めたきっかけは、ひどい生理痛にずっと悩まされていたからで、彼女は高校を卒業する時に、在学中度々相談に訪れていた学校の保健室の養護教諭にアドバイスされたこともあり、卒業後20歳を過ぎて成人になったのを機にこの薬を飲み始めました。それに、実は夏輝はゴムアレルギーの傾向があり、ラテックス製のコンドーム使用では、身体に不調を起こしてしまうことが高校の時に判明しました。修平はそれ以来(高校在学中から)ポリウレタン製のコンドームを使っていましたが、夏輝がピルを服用し始めてからは、いつでも、何の手間も掛けずに彼女を抱くことができるようになりました。実際修平は一晩に一回きりでセックスを終わらせることはほとんどなかったので、より確実な避妊を実現するために、夏輝のピル服用は、このカップルにとっては結果的によい選択だったと言えます。
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