Twin's Story 11 "Sweet Chocolate Time" 登場人物プロフィール
龍と真雪
海棠 龍(20)。中学時代から虜となったカメラの技術と写真のセンスを活かして、高校卒業後地元新聞社の記者となる。父ケンジと母ミカの影響と指導により幼少から水泳に親しみ、中学時代には大会で数多くの入賞実績を持つ。
シンプソン真雪(24)。ケネス・シンプソンとシンプソン・マユミを両親に持つ。幼い頃、ポニーに乗った経験が、乗馬での国体出場選手としての実績を持つまでに至る。それが昂じて動物飼育の勉強に勤しみ、現在ペットショップを営む。『家畜人工授精師』の免許や『動物看護士』や『犬訓練士』の資格も持つ。
龍と真雪はいとこ同士で、比較的早くからお互いに意識し合っていたが、龍が中二になり、逞しい身体つきになった姿にまいってしまった真雪が告白し、交際が始まった。
春菜と健太郎
シンプソン健太郎(24)。真雪の双子の兄。しかし、父親は海棠ケンジ。真雪と健太郎は異父双生児で、真雪の父親はケネス。そういう曰く付きの出自にも関わらず、ケネスからもケンジからも温かい愛情を注がれ、紳士的で心優しい男に育った。ケネスの跡を継いで家業のチョコレート・ハウスを支えるため、高卒後は菓子作りの学校に通った。
月影 春菜(25)。健太郎と同じ高校出身。美術・デザインの才能を持ち、高卒後はデザインの専門学校で腕を磨いた。メイド服を着せるとその似合い方が右に出る者はいない。健太郎とは高校三年の時からのつき合い。彼の美しいプロポーションに魅せられ、彼の水着姿をスケッチしたのがきっかけで、春菜は恋に落ちた。
ミカとケンジ
海棠ケンジ(44)。中学、高校と水泳、特にバタフライで名を馳せる。高校二年の時に双子の妹マユミと禁断の関係になり、19歳までその熱い交際は続いた。大学に入り、泣く泣くマユミと別れた後、水泳サークルの二年先輩の兵藤ミカとつき合い始め、卒業後に結婚。地元に戻り、現在はミカと共にスイミングスクールのオーナーを務める。
海棠ミカ(46)。大学を卒業する直前の12月から、同じ水泳サークルのメンバーだったケンジとつき合い始める。元来世話好きである上に、入学したケンジに一目惚れしてしまったミカは、ケンジが妹のマユミと恋愛中であることで、ずっとその想いを胸に隠していた。マユミと別れた傷心のケンジを温かく慰め、その痛みを癒し続けて、結果ケンジの心を掴むことに成功。彼の卒業を待って結婚した。
マユミとケネス
シンプソン・マユミ(44)。ケンジの双子の妹。高二から19歳まで、そのケンジと深い関係にあったが、愛し合っていても結婚できない状況に苦しんだ。二人にとって高二の時からの親友だったケネスは、そういうマユミに寄り添い、ケンジへの想いを手放せないマユミをまるごと抱き止め、受け入れた。結果マユミは19歳でケネスと結婚。健太郎と真雪の二児をもうける。
ケネス・シンプソン(45)。日本生まれ、10歳で父親の母国カナダに移住。17歳で再び日本へ。父親アルバートの経営するチョコレートハウス(『Simpson's Chocolate House』について)の跡継ぎとなり、現在第一シェフのショコラティエ。ケンジと別れたマユミの心と身体を受け止め、ケンジの子である健太郎も、真雪と同じ我が子として大切に育て上げた。
たけしとひろしとあつし
山本たけし、川本ひろし、そして森本あつし、三人とも龍の中学時代の同級生で、水泳部ではチームを組んでいた。大会では何度もこの四人で表彰台に上がった。たけしはクロール、ひろしは平泳ぎ、そしてあつしは背泳ぎ、龍がバタフライでのメドレーリレーは当時どこの中学校のチームも全く歯が立たなかった。
三人はそのまま水泳技術を磨き、指導者の資格をとって、現在ケンジとミカが経営する「海棠スイミングスクール」のインストラクターとして活躍している。
リサとユウナ
リサもユウナも真雪たちと同じ高校の同級生。二人とも真雪と共に動物飼育の専門学校に通った。
ユウナはその後やはり高校の同級生であった高円寺豪哉と結婚し、スーパーのテナントとしての総菜屋からスタートして現在は小さいながらも仕出しの店を持ち、将来料亭を開くべく二人で懸命に働いている。
ちなみにこの二人は、専門学校での実習で不倫に走りそうになった真雪を救い、その相手だった男、板東 俊介の女癖の悪さを暴き、見事に天誅を下して真雪の敵を取った恩人でもある(Twin's Story 外伝 "Hot Chocolate Time" 第1集第9話『天誅タイム』)。
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