《ケンジとミカの初体験》
のちに夫婦となるこの海棠ケンジと兵藤ミカは、元々大学時代の水泳サークルでの後輩、先輩の間柄でした。
高二からつきあい続けていた双子の妹のマユミとの関係を清算しなければ、と悩んでいた大学一年の時、ケンジはその誕生日の12月1日、飲めもしないビールを一人で飲んで酔っ払ってしまいます(当時19)。アパートの丁度下の階に住んでいた二年先輩のミカが部屋に様子を見に行くと、ケンジが荒れた様子で酔いつぶれていました。かねてよりケンジに密かな想いを寄せ、親身になって世話をしていたミカがケンジの介抱をしている時、意識が朦朧としていたケンジはミカに愛する妹マユミ(マユミのプロフィール)の面影をダブらせ、マユミと勘違いをしてミカをベッドに押し倒し、服を脱がせて繋がり合ってしまったのでした(Twin's Story 5 "Liquor Chocolate Time")。
これがケンジとミカとの初体験。
イく直前に、自分が繋がっている相手がマユミではなく、いつも自分のことを心配し、励ましてくれている先輩ミカだということに気づいたケンジは、慌てて身を離しますが、その瞬間上り詰めてミカの身体に大量の液をぶっかけてしまいました。
そのことで一気に酔いが醒め、床に土下座してミカに平謝りしたケンジでしたが、ミカは『途中で抜くやつがあるかっ!』と彼を一喝し、それでも身体を熱くしてケンジへの想いをますます強くしたのです。
この出来事はケンジ自身にとっては闇に葬りたいほどの恥ずかしい事件でしたが、ミカはこの時のときめきをいつまでも忘れるはずがなく、その後、ことあるごとに人前で話題にして、ケンジを困惑させるのでした。
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《ケンジとミカがメインの話》